病院理念・順仁堂行動指針

PHILOSOPHY

病院の理念

仁の心に順じて地域の医療・介護・福祉に力を尽くします
理念のイラスト

順仁堂行動指針

  1. 私たちは、患者さん・利用者さんの権利を尊重し、思いやりとやさしさのある医療・介護サービスの提供を心がけます
  2. 私たちは、患者さん・利用者さんの希望や気持ちを尊重し、その意思に基づいた選択ができるよう十分な説明と同意に基づいた医療・介護サービスを行います
  3. 私たちは、患者さん・利用者さんのプライバシーの保護に万全を期し、職務上の守秘義務を遵守します
  4. 私たちは、より質の高い医療・介護サービスを提供するために研鑽を重ねます
  5. 私たちは、医療や介護サービスを通して地域社会の発展に貢献いたします

作成 令和3年12月6日

患者さん・利用者さんの権利

  1. 良質な医療・介護サービスを受ける権利
    差別なしに医療・介護サービスを受けることができます
  2. 選択の自由の権利
    病院や医師を自由に選んだり、替えたり、他の医師に意見を聞く(セカンドオピニオン)ことができます
  3. 自己決定の権利
    自分の病気やけがの内容、治療の方法について十分な説明を受け、患者さんの意思で検査・治療などを選んだり、拒否したりすることができます
  4. 情報に対する権利
    自分の病気やけがの内容、治療の方法についての情報は、患者さんの文化に適した方法で、患者さんが理解できる方法で与えられます
  5. 守秘義務に関する権利
    患者さん・利用者さん個人に関わる情報やプライバシーが守られます
  6. 尊厳に関する権利
    患者さん・利用者さんの文化や考え方が尊重されます
  7. 宗教的支援の権利
    宗教的な支援を受けるかどうかを決める権利があります

適切な意思決定支援に関する指針

  1. 当院は、患者の尊厳を重んじ、患者の意思を尊重した医療・ケアを提供する
  2. 医師等の医療従事者は、適切な情報の提供と説明を行い、それに基づいて患者が医療・ケアチームと十分な話し合いを行い、患者本人による意思決定を基本とした上で医療・ケアチームとして方針の決定を行う
  3. 医療・ケアチームは主治医はじめ看護師やソーシャルワーカー、介護支援専門員等の介護従事者など専門多職種で構成される
  4. 医療・ケアチームは、患者のこれまでの人生観や価値観、どのような生き方を望むかを含め、できる限り把握する。また、時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて患者の意思は変化しうるものであることを踏まえ、患者が自らの意思をその都度示し、伝えられるような支援を行い、患者との話し合いを繰り返し行う
  5. 患者が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、家族等の信頼できる者を含めて、患者との話し合いが繰り返し行われるよう支援する(患者は特定の家族等を自らの意思を推定する者として前もって定めておくことが重要となる)
  6. 患者の意思が確認できない場合、家族等が患者の意思を推定できる場合には、その推定意思を尊重し、患者にとって最善の方針をとることを基本とする
  7. 家族等が患者の意思を推定できない場合には、患者にとって何が最善であるかについて、患者に代わる者として家族等と十分に話し合い、患者にとっての最善の方針をとることを基本とする
  8. 家族等がいない場合及び家族等が判断を医療・ケアチームに委ねる場合には患者にとっての最善の方針をとることを基本とする
  9. 医療・ケア行為の開始・不開始、医療・ケアの内容の変更、医療・ケア行為の中止等は、医療・ケアチームによって医学的妥当性と適切性を基に慎重に判断する
  10. 患者、家族等、医療・ケアチームの間で、話し合いを繰り返し行った場合においても合意に至らない場合には、複数の専門家からなる話し合いの場を設置し、その助言により医療・ケアのあり方を見直し合意形成に努める
  11. 医療・ケアチームにより、可能な限り疼痛やその他の不快な症状を十分緩和し、患者・家族等の精神的・社会的な援助を含めた総合的な医療・ケアを行う
  12. このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度、文書にまとめておく

作成 令和2年6月1日

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